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渋滞学セミナー報告

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 渋滞の仕組みと防ぎ方について、武蔵野大学工学部准教授 友枝明保氏をお招きして、渋滞がなぜ起こるのか?渋滞を緩和するためにはどうしたらよいのか?をテーマに第1部の基礎編、第2部応用編の2段構えでセミナーを行いました。

 冒頭、交通渋滞による経済損失が年間いくらか会場に問いかけ、約12兆円に上ることを取り上げ、阪神・淡路大震災が約10兆円であることからいかに大きな損失であるかを説明しました。
 第1部の基礎編では、渋滞を計算するセルオートマトンのルールの説明があり、続いて各自でいくつか演習問題を解き渋滞の計算方法をマスターするとともに「基本図を用いれば様々な流れで渋滞を数理的に定義できる」ことを理解しました。そして、自然渋滞を緩和するための方法として「渋滞吸収運転術」を学びました。ポイントはブレーキを後車に踏まさないための車間距離を空けることです。渋滞の緩和は後続車への気づかいで渋滞解消につながることがわかりました。
 第2部の応用編では、乱雑な合流箇所での渋滞や、信号での渋滞、公共交通の渋滞など様々な渋滞の紹介と回避方法が示されました。最後に、縦断勾配錯視や立体にみられる錯視など目の錯覚について紹介がありました。専門的な用語や難しい計算式がありましたが、受講された皆さん渋滞のメカニズムの理解と緩和方法を習得できたようで、終了後、学んだことを現場で活かすためにと講師の元へ相談にいく場面もみられました。沖縄の交通渋滞の緩和への一助になればとうれしいです。

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